Ｔ－ＴＥＮの富山湾沿岸ソルトゲーム奮闘記

昨日、ついに初めてのブリ狙いで輪島沖へジギングに行ってきました。

ブリ狙いのジギングの話は、何度か聞いた事がありましたが、正直自分が行くとは想像もしていませんでした。

今回のお誘いは、toshikazuさんから頂いたんですが、最初は船代が無かったので断念し、諦めてました。

ところが、23日になり、思わぬ展開が起きました。

午前中は、黒部方面へショアジギに行ってたんですが、帰宅すると妻が北海道のネットフレンドに今が旬の寒ブリの切り身を送りたいと言い出し、急遽、氷見のフィッシャーマンズワーフへ見に行く事になりました。

寒い中、疲れた身体を引きづり家族総出で行ってきましたが、店先には色んな魚がおいてありましたが、お目当てのブリは一本5万円弱の1尾しか無く購入を断念。

諦めて帰宅する事になったんですが、帰りの車中でtoshikazuさんから誘っていただいたジギングは輪島沖でブリがターゲットである事を何気に妻に話してみると・・・。

予想に反して妻が｢本当に釣れんがけ～」と好感触気味でこの話題にバイト!!

その言葉を受け本当にブリのバイトを喰らったかの様にテンションが上がり、行きたい一心で口から出任せが炸裂!!

口からのアピールだけではと、せっかく高岡方面へ来たのだからと、「あんた知らんがけ～そりゃまずいは｣のCMでお馴染みのショップと、イーオン近くのショップをはしごし、行きたい度をあからさまにリアクションでアピ－ル!!!
(ルアーゲームに関する知識が、フルに応用される!!!)

その後、イーオンに行くも隙を見て、toshikazuさんに連絡。

「ご一緒できそうなんですが、釣れてる情報が出ているHPありませんか？」と聞くと、「船のHPでは」と教えていただき、早速帰宅後妻に船のHP見せるが、今一釣れてますと出ておらず、妻が悩む。

そうこうしていると、「明日は天気が良いので早めに決めて下さい｣と、toshikazuさんから連絡が入る。

妻に「どうする?」と、行きたい顔を露にし、攻め立てると、「釣れんかったら次は無いよ！」と、言いつつ何とかOKをいただきバイトを物にする事ができました。

早速、その事をtoshikazuさんに連絡すると、かなりウケておられました(笑

そして次の日(24日)、この日は仕事でしたが、翌日(25日)は、愛知にある本社で行事が朝からあり、午後から移動の予定でした。

仕事関係でジギングをたしなむ知人に情報を聞いて回ると、P-BOYが良いとか、インチクは有効とか色々情報を入手。

気分が高まり仕事そっち退けで段取りを考えていましたが、フッと気付くと足りない物が・・・。

そこで、仕事中ではありましたが暇をいただき速攻でショップへ。

調子に乗り小物だけで留まらず60Lのクーラーを購入!

帰社後、愛知に向け出発しました。

数時間後、豊田市に到着しましたが、依然として釣行の事が頭から離れず、またまた前回の出張時に見つけておいたショップへ。

情報で聞いたばかりのインチクに必要な品一式を揃えホテルに向い、食事後早々に済ませ部屋に戻りネットでインチク関連の記事を読みあさる。

次の日、本来の目的だった行事が終わり、帰路に着く。

早く帰宅してインチクの製作に取り掛かりたかったのですが、出来るだけ寝ておこうと思い、同僚に運転してもらい帰宅する。

帰宅後、晩飯そっち退けでインチクの製作に取り掛かる。

集合は、午前2時になっていたのですが、慣れない仕掛けの製作に手こずり完成したのが、０時・・・。

今回は、いつもみたいに寝坊したら置いてかれるので、大事を取って家を出発。
集合場所で仮眠を取ることに。

1時間ほど寝た所で、toshikazuさん到着、続いてドボンキングさん到着。

toshikazuさんの車で向う事になり、準備を整え他の同行者の方達と合流。

一路、輪島港へと向いました。

数時間後、輪島港へ到着。

想像していた輪島港の風景は予想に反し、船の数と車の多さに驚く。

何でも、しばらく天候と波の具合が悪かったので、何度も予約が流れた方達が多かったらしく、今回の釣行はそんな方達で賑わっているのだとの事でした。

午前四時半出航。

今回乗った船は予想以上に大きな船でしたが、その分重く遅かったらしいです。

でも、寝て無かった私には、ポイントまで向う時間仮眠がとれ助かりました。

一時間半掛けてポイントへ到着。

いよいよ、ある意味遠い世界だと思っていた夢のブリ狙いがスタート!!

今回は、新たなチャレンジとして250gのジグも用意していましたが、とりあえず、150gのジグからスタート。

エキスパートな面々を横目に、見様見真似を踏まえ必死こいてシャクってみましたが・・・。

日頃の運動不足が祟り、序盤でオーバーヒート気味に・・・。

しかし、そんな事は想定の範囲内。

今回のターゲットは、北から戻ってくる本物の寒ブリ!!

市場に出ればキロ数千円!!と言うターゲットに、我を忘れ限界を超える!!(テンションだけですが・・・)

反応が無いと見るや、次々とジグをチェンジ!!(単純にカラーのせいに・・・)

時折流れてくる越前クラゲを見ながら、ブリの大きさも想像しつつ何とかシャクリ続ける。

しばらくして、フッと気付くと隣でシャクっていたはずのドボンキングさんが居ない。

振り返ると、酔い止めを飲んでいたのに船酔いしたらしくダウン。

初めての釣行(船事体初めて)だったので、緊張していたらしく、辛そうでした。

でも、声を掛ける事と、移動後再開の時に「釣れたら治るよ」と気休め程度の事しか言えませんでした(反省

そんなこんなで、数時間が経ち、フッと横を見ると同行していたNさんのロッドがしなる!!

その光景が目に付いた瞬間ビビッてしまい、どんなのが出てくるのか他人の事ながら気になって目が離せない。

ショアでは滅多に無いキャッチまでの長いやり取り。

地球を釣ったのかと思うくらい絞り込まれるロッドを冷静に楽しみながら堪えておられ、その光景が非情に羨ましかったです。

しばらくして上がってきたのは、大きい網でも入れにくいほどのブリでした。

何度も釣っておられるNさんでも、渋い状況でのキャッチだったらく、爽快感を露にされつつ喜んでおられたように感じましたが、その光景を目の当たりにして私にもと神様に本気で祈っていました。

しばらくして今度は、toshikazuさんにヒット!!

Nさん同様、華麗なやり取りの末、5kgオーバーの見事なブリをキャッチ!!(羨まし～

更に、Nさんの連れの方にもブリが・・・。

船の先端に陣取られた3人に来たので、後ろに居た私達にもその時が徐々に訪れると思い、期待しました。

その後、待ちに待った私のロットが、この世の物とは思えぬ強烈な引きを受け、ビギナーな私は、その強烈な引きに耐え切れず、助けて～と叫びつつ、船長にアシストされながら、その船の過去最大であった13kgの大本命のブリをキャッチし、両手で抱え遥か彼方の自宅の妻に向け聞こえるはずの無い叫びではありますが、周囲の迷惑をかえりみず

｢寒ブリ獲ったど～!!!」と

叫ぶはずだったのですが・・・。

終始、諦める事無くシャクリ続けたブリ狙いでしたが、お昼を目の前に、｢このまま続けますか?それとも、フクラギに切り替えますか?｣との声に、少々躊躇しましたが、「フクラギで・・・」と、私。

日頃の生活に於いて1万３千円という船代は大きいものに感じ、このまま坊主で終わるより、せめて今晩のおかずだけでも・・・と、つい弱気になってしまいました(泣

移動後、後が無い気持ちの中、ガンド、フクラギ狙いがスタート!!

帰宅後の言い訳を考えつつ、ブリ一本分以上のガンドでごまかそうと必死にシャクって見たのですが・・・。

邪念と、経験不足がここぞとばかりに真価を発揮!!!

エキスパートな皆さんのリアクションを優先するかの様にフクラギは、他の方達のジグへと・・・。

まじめに泣きたくなる様な状況の中、ある意味今後のジギング人生を賭けたステージで、坊主だけは逃れたいと思い必死でシャクリ続けましたが、どうもその願いだけは釣りの神様に通じたらしく、私のロッドもようやく海面を指す!!

思わず、来た～っ!!と、叫ぶ!!

想像以上に重い引きで、ガンドかと期待しましたが、アベレージサイズのフクラギで、嬉しい様な悲しい様な・・・・。

よ～し、坊主は逃れたぞ～!!と思い、テンション復活!!

すると、隣でやっていたドボンキングさんも復活し同じサイズのフクラギをキャッチ!!

良かったですねと声を掛けつつ、心の中で勝手にバトルモードに突入!!

しかし、ドボンキングさんNさんからアドバイスを受けてたらしく、その後連続ヒット、ダメ押しには、一気に二本掛かってきてました。

肝心の私は、それを横目で見つつ羨ましがってるだけで、ロッドが再び海面を指す事はありませんでした・・・(泣

午後3時半を回ったところで11時間にわたり繰り広げられた夢の熱き戦いは幕を閉じました。

来る時とは違い、帰り道は長く感じられましたが、その車中で、どうやって釣れるかtoshikazuさんからヒントを導き出そうと聞きまくってましたが、話しながら思ったんですが、やはり満足にフクラギさえ釣る事が出来ないのに、ブリを狙いに行ったのは、釣れなくて当然の結果であったと感じました。

しかし、それと同時に今回の釣行で、私的に大変勉強に本当のオフショアの釣りの醍醐味を感じ取る事ができる釣行となりました。

敷居が高いと感じていたジギングの世界に足を踏み入れたつもりで居ましたが、今回の釣行が、本当のスタートであり、これからブリをコンスタントに手に出来る様になるまで試行錯誤を繰り返しながら楽し見続ける第一歩であることを発見出来た重要な役割を担った釣行だったと感じました。

生憎、妻からは予告通り、次は無いと申し付けられましたが、たった一度の人生なんで、自力で、釣果と、釣行費を捻出したいと思います。

今回お世話になった皆様ありがとうございました。

又ご一緒できる様に日々努力したいと思いますので、お力をお貸し下さい。

宜しくお願いします。