Ｔ－ＴＥＮの富山湾沿岸ソルトゲーム奮闘記

３月２７日(火)夜

先週、ルアチヌ狙いで立て続けに玉砕を喰らったので、今回はその嫌な流れを断ち切る為、久しぶりにホームへ釣友のスワローズさんと、シーバス狙いで入水を敢行する。

少々遅れて到着。

ポイントは全くの凪でスワローズさん曰く、釣れそうな流れがあるとの事。

昨年の初夏に購入した本命タックルでの釣果が外道すらなかったので、今回はウーバスでも良いから引きを味わいたいと強く願う。

あわよくば本命で･･･。

前回、装着済みだったレイジー９５Ｓ(月光イワシ)からキャスト開始。

昨年から今年に掛けて暖冬の影響で降雪が少なかったので、途切れる事無く釣行していたのでキャストもだいぶ様になったように感じる。

沖合いに停泊している船の明かりを基準にキャスト方向を変えながら攻める。

すると、ゴゴッ！と明確な生命反応が！

いきなりの出来事に合わせることが出来ず、フッキングに至らない。

しかし、そうなるとテンションが急上昇！

序盤からの出来事に入魂への期待が高まる！！

すると、隣でやっていたスワローズさんにヒット！

揚がってきたのは、良型のウーバス･･･。

どうやら、バイトの主らしい･･･。

しかし、釣果から見放されてるので、ウーバスでも良いからロッドをしならせて欲しいとマジで思う。

最近、いたるところでホタルイカが接岸しているのと、鮭の稚魚が海へ向ってるとの事で、いつもより小さめのルアーを試してみることに。

選んだのは、ラッキークラフトのワンダー８０(ホタルイカカラー)

いまだかつて一度も釣果を得てないルアーではあるが、飛距離は抜群である。

小さいながらもレイジーに負けないぐらい良く飛ぶ。

特別アクションも付けず、ただ巻きで使用する。

時折、ウーバスらしきバイトはあるが乗らない。

しっかりと飛距離を堪能した所で、ルアーチェンジ。

調子がいいと聞い購入していたダイワのカレントマスター９Ｓ(レーザーチャートレインボー)を装着する。

キャスト！

ルアーを持った感触から想像していた飛距離より伸びたので、悪くはないと感じる。

リトリーブを開始し、数回巻き取ると･･･。

ググッ！と、反応が！

今度はフッキング成功！

本命タックルで初のやり取りが始まる。

久々の引きに嬉しいが、そんなに大物でない事が直ぐにわかる。

しかし、お決めで海面から首を出して暴れる。

小さいながらも、しっかりエラ洗いしている。

おおっ！本命？

だが前回のシーバス狙いの釣行でスワローズさんが釣ったウーバスもエラ洗いしたので確信が持てない･･･。

取あえずロッドの状況を確認する。

軟らかいと思っていたロッドでしたが、余りしなってない･･･。

今やり取りしているサイズならデーモンフッカーでも充分だと感じると共に、超本命のメーターオーバーが来ても大丈夫であると感じる。

程無くして確認できる位置まで寄せる。

ライトで照らすと･･･。

？？？何だろう？

銀ピカで、ウーバスなのかシーバスなのか分らない･･･。

寄ってきたスワローズさんに確認してもらうと･･･。

「何言ってんですか！シーバスですよ！」とのこと。

口を閉じてヒレをたたんだ状態だと正直分かりませんでした。

取あえず、アップ用の撮影をしたかったので、ボガクリップで口を摘む。

開いた口が大きくシーバスである事が分る。

岸に戻り、煙草入れの中に入れていた携帯で撮影する。



４０ｃｍのセイゴ。

昨年の７０オーバーからすればかなり可愛いサイズではありましたが、本命タックルでの初の獲物だっただけに喜んでました。

撮影に手間取った分、長い事陸に上げたのでリリースは無理かな~と思ったんですが、エラに水を送り込むように水中で泳がせる。

数分間繰り返すとブルブルッと動いたので話してやると、散々な目に合ったと言わんばかりに泳いで行きました。

一先ず安心。

キャッチしたと言う事で少し気持ちに余裕が出来たので更なるサイズアップを目指し、入水しキャスト再開。

するとまたいきなり強烈な反応が･･･。

グググッ！

おおっ!きた！と思い、間髪入れずに合わせを入れる。

見事にフッキング!

今度は、先ほどよりも大きい事が直ぐに分る。

ヨッシャ～!と、やり取りに入るが、ドラグがなり糸が出て行く。

いつもよりドラグの設定が弱めである事は気付いていたが、思いの他パワフルに引く。

しかし、肝心のエラ洗いが無い･･･。

これはもしや大きめの黒鯛では･･･と、いいほうに解釈する。

暫くやり取りしてようやく姿を見せる。

スレで背掛りしたシーバスかな?と、思ったんですが･･･その期待に反し見事に太ったシーバスよりも若干大きなウーバスでした。

顔を良く見ると、シーバスより器量が悪く、どちらかと言うとウルトラセブンで出てきた異星人系。

そんなウーバス君ではありましたが、ロッドを程好くしならせてくれ、例年には無い強烈な引きを存分に楽しませてくれたので、助演男優賞ものだったぞと称賛し、リリースしてやる。

いきなりの獲物がウーバスだったら、期待させやがってと怒り付けていたのかも知れないが、先に小さいながらもシーバスをキャッチしていたので楽しいと感じました。

その後、当たりが遠退いたので、カレントマスターからルアーをチェンジ。

今まで使ったことの無い代物を次々に交換して試してみる。

タックルハウスのフィックスベイト(クリアイワシ)、エフテックのエスフォー９(ライムヘッドチャート)、邪道ヨレヨレ～


しばらくして、モゾモゾと明らかにシーバスとは違うバイトがある。

何かな?と、思いつつ、どうせろくなモンじゃないだろうと回避するつもりでロッドをあおる。

しかし、予想に反してフッキングしたようだ。

魚らしい暴れるような抵抗は全く感じられないが、軽いのにやたら水圧を受けている感触が伝わる。

揚がってきたのは、確認して納得、ソフトボール大に膨らんだフグでした。

愛くるしい姿でしたが、見事に口にフッキングしている。

正常な状態なら差ほど変わらない大きさのルアーに襲い掛かってくるとは、フグも獰猛なんですね。

口だけではなく、あちこちにフッキングしている。

取り外すのに一苦労させられたが、何とかリリーズ。

その後、キャストを繰りかえずもｍ反応が出なくなったので諦めーモードが頭を過ぎりましたが、そこにスワローズさんヒット!

私のキャッチしたシーバスと同じぐらいのサイズが来てたのでまたやる気が少しでましたが、その３０分後、全く反応がなくなったので撤収いたしました。

サイズアップは図れませんでしたが、ようやくタックルに入魂できたので良かったです。

今後は、８０アップ、９０アップ、メーターオーバーと記録を伸ばしていくつもりなんでお楽しみに。